勝手にRECOMMEND 〜小吹隆文の、関西・アート・見聞〜
展覧会レビュー  平成17年11月18日


※上の3点は筆者が撮った写真のため、
 実際の作品とはかなり異なる色合いで
 写っています。悪しからずご了承ください。
『児玉太一展』

色彩の迷宮のような、幻惑的な世界と戯れる


藤色のガスに包まれたような朦朧とした画面が広がる
児玉太一(こだま たいち)さんの作品。

よく見ると単色ではなく、様々な色が画面の中に
潜んでいることが分かる。そして星のような光の点が
幾つも明滅している。

彼の作品はシルクスクリーンで作られているが、
オーソドックスな版画とは随分異なる。

スクリーンの任意の場所にメディウムを置いて、
非常に薄く溶いたインクや絵の具で刷る。
するとメディウムの部分だけが白い色面が
出来上がる。それを約100回も繰り返しているのだ。

図像などのイメージは全くない。
色は様々な種類の赤、青、黄のみを使っている。

見ていると、画面に吸い込まれそうな感覚に陥る。
目の焦点が合わず、視線を這わせていくうちに
作品に捕われるのだが、心地いいので
ずっとこのままでいいような気持ちになってしまう。

画像では絶対に作品の本質が分からないので、
会場に行って生で見ることを是非ともお勧めする。



『児玉太一展』
11月15日(火)〜27日(日)
13:00〜20:00(最終日は13:00〜19:00) 月曜休み
ヴォイス・ギャラリーpfs/w
京都市上京区河原町今出川下ル梶井町448 清和テナントハウス2F
tel 075-211-2985
URL http://www.voicegallery.org


<展覧会レビュー バックナンバーへ戻る>